Antigravity(アンチグラビティー)
評価のまとめ
| 本 | カテゴリ・項目 | ★ |
|---|---|---|
| 本編 最新AIツール大全 | AIコーディング | |
| 開発編 アプリ開発者向けAIツール大全 | AIコーディングツール |
★が違うのは、どちらかが間違っているからではありません。『使う人』と『作る人』で、見るところが違うからです。
本編の★は筆者の個人的なオススメ度、開発編の★は世間の評判をもとにした評価です。2つを平均した点数は作っていません。 ★の付け方
本編 最新AIツール大全/AIコーディング(Chapter 7)
Antigravity (AIコーディング)
料金
無料で使用可能です。Google AI Pro(月額2,900円)に課金すると使用制限が緩和されます。Googleの最上位モデル「Gemini 4 Argon」は、個人向けのプランでは、有料で契約した月額2,900円のGoogle AI Proと、月額14,500円からのGoogle AI Ultraで使えます(Proでは、Argon専用の週ごとの使用枠が別に用意されています)。
2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
特徴
Antigravity(アンチグラビティー)は、Googleが開発したAIコーディングツールです。もともとは有名なVS Codeをベースにして、Googleの最新AIモデル「Gemini」を統合したテキストエディターとして登場し(この形は現在「Antigravity IDE」として別途提供されています)、2026年5月の「Antigravity 2」からは、AIエージェントに作業を任せることを中心にしたアプリに生まれ変わりました。エンジニア向けにコードを書くために開発されたツールですが、非エンジニアでも文章執筆の目的で活用することができます。「Planning」モードで計画を立てさせてから執筆させるなど、じっくり考えさせることも可能です。さらに、GeminiだけでなくClaudeのモデルも選択可能という点が非常に便利で、複数のAIツールに課金しなくてもこのツール一つで済みます(最新のClaude Opus 5.5とSonnet 5.5を選べるのは、お試し期間中を除くGoogle AI ProとUltraです。無料プランなどで選べる1つ前の世代のClaude(Sonnet 4.6・Opus 4.6)と、GPT系のGPT-OSS-120bは、2026年11月18日で選べなくなります)。
Googleの最上位モデル「Gemini 4 Argon」も、2026年10月14日(日本時間)からUltraの契約者向けに、10月16日(日本時間)からは有料のGoogle AI Proの契約者にも選べるようになりましたが、旧来の形の「Antigravity IDE」では使えず、Antigravityのアプリ・CLI版・IDE拡張機能で使えます。Google AI Pro(月額2,900円)に加入していれば、追加課金なしでAntigravityでも同じ使用枠が適用されます。2026年11月5日時点では、役割や指示をファイルに書いておくだけで自分専用のAIエージェントを作れる「Custom Agents」、VS CodeやJetBrains、Xcodeなど普段使っているエディタの中からAntigravityを使える「IDE拡張機能」、別のパソコンで動いている作業をブラウザから操作できる「Remote Control」、決まった時間に作業を自動で進めてくれる「Automations」などが使えます。
ターミナルから使うCLI版もあり、「/model」でモデルを切り替えたり、「/voice」で音声で指示したりできます。さらに2026年10月14日(日本時間)からは、Mac版のGeminiアプリの中からAntigravityのコーディング画面を直接使えるようになりました(英語のみ・18歳以上が対象)。2026年10月27日のAntigravityのアプリの更新では、アプリの中でそのままウェブページやPDFを開いて見られるようになり、20MBまでのファイルなら、動画やデザインのファイルなど種類を問わず添付できるようになりました。10月29日には、Figma・Linear・Notion・Stripeといったほかの会社のサービスとつなぐ「プラグイン」も、Marketplace(マーケットプレイス)から追加できるようになっています。11月3日の更新では、作業をクラウドで動かす「リモートエージェント」の提供が、Google AI UltraとProの契約者に順番に始まりました。Gemini Liveを使った音声モードも、順番に提供されています。
ヒルトルのレビュー
Antigravityは、Googleが開発をしているAIコーディングツールです。2026年5月のアップデートにより、Antigravity 2 という新しいバージョンに進化し、Claude CodeやOpenAIのCodexを意識したコーディングツールに進化しました。Claude CodeやCodexに比べると、まだ出来たばかりの新しいツールなので進化の余地はあるようですが、Geminiの最新モデルを使うことができて、素早くアプリを開発することができています。Google AI ProなどのGoogleのAIプランに課金していて、システム開発を行いたい人はぜひ使ってみると良いでしょう。ちなみに、Antigravityバージョン1のようなIDE(エディタ)の機能はなくなってしまったので、バージョン1のときのUIで使いたい場合は、Antigravity IDEという別バージョンを使うことを推奨します。
ただ、8月20日に「IDE拡張機能」が出たことで、VS Codeなどの使い慣れたエディタの中からAntigravityを呼び出す、という形でも使えるようになりましたので、エディタ派の方にとっては、この拡張機能のほうが本命になるかもしれません。8月の更新の多さを見ていると、Googleが本気でClaude CodeとCodexを追いかけているのがよく分かります。2026年10月14日には、Gemini 4 Argonを試すために月100ドル(日本では月額14,500円)のGoogle AI Ultraにアップグレードしましたが、そのときは、AntigravityでGemini 4 Argonを使うにはこのUltraが必要で(月額2,900円のProで選べるGeminiのモデルはGemini 3.8 Flashだけでした)、ハードルが高いのがそこだけ残念なポイントでした。
ただ、その2日後の10月16日(日本時間)からは、有料で契約したProでも、Argon専用の週ごとの使用枠の範囲で使えるようになっています。また、Mac版のGeminiアプリの右上にある「Antigravity」を押すと切り替えられるようになり、ChatGPTとCodex、ClaudeとClaude Codeのように、Googleもチャットとコードを書く機能を1つのアプリにまとめる方向に向かっているようです。切り替えが少しややこしく、日本語にも対応していないので荒削りな部分はありますが、便利な統合型のデスクトップアプリを作ろうとしている感じがうかがえます。
開発編 アプリ開発者向けAIツール大全/AIコーディングツール(Chapter 2)
Antigravity (AIコーディングツール)
料金
無料で使用可能です。Google AI Pro(月額2,900円)などの有料プランに課金すると使用制限が緩和されます。最新のClaude(Opus 5.5・Sonnet 5.5)を選べるのは、Google AI Pro(お試し期間中を除く)とUltraだけです。Googleの最上位モデルGemini 4 Argonを選べるのは、個人向けでは、有料で契約したGoogle AI Pro(月額2,900円)とGoogle AI Ultra(月額14,500円から)です。Proでは、Argon専用の週ごとの使用枠が別に用意されています。
2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
特徴
Antigravity(アンチグラビティー)は、Googleが開発するAIコーディングツールです。2025年11月に登場し、AIエージェントを「デジタル社員」のように扱う設計思想を打ち出しました。
複数のエージェントに同時に仕事を割り振り、「Mission Control(ミッションコントロール)」と呼ばれる管理画面でそれぞれの進み具合を見守る、という新しいスタイルです。
特徴的なのは、AIが書いたコードを自分でブラウザを操作して動作確認までしてくれる点で、「作って終わり」ではなく「動くことを確かめて報告する」ところまで任せられます。
Googleのモデルは、すべてのプランで使えるGemini 3.8 Flashに加えて、2026年10月13日(日本時間14日)からは最上位のGemini 4 Argonも選べるようになりました(最初は個人向けではUltraプランだけでしたが、日本時間の10月16日からは、有料で契約したGoogle AI Proでも選べるようになりました。Proでは、Argon専用の週ごとの使用枠が別に用意されています)。さらに、Claude系のモデルも選べる懐の深さも魅力です。ただし、Gemini 4 Argonは旧来の形の「Antigravity IDE」では使えず、Antigravityのアプリ・CLI版・IDE拡張機能で使えます。また、以前選べたGemini 3.1 Proは、今は企業向けのGemini Enterpriseだけになっています。
ただし、無料プランで選べるClaudeは1つ前の世代(Claude Sonnet 4.6・Opus 4.6)で、これも2026年11月18日でなくなると公式に案内されています。無料のまま使い続けるなら、中身のAIはGeminiが前提になると考えてください。
何より、個人であれば基本的に無料で始められる点が他社にない強みと言えるでしょう。
一方で、Googleの開発者向けツール「Gemini CLI」は2026年6月18日に個人向けの無料提供を終了し、本ツールの系譜へと統合されました。
サービスの形がまだ流動的な時期であることは、頭に入れておいてください。
2026年9月2日には、Googleの新しいモデル「Gemini 3.8 Flash」が公開され、Antigravityからも使えるようになっています。11月3日の更新では、作業をクラウドで動かす「リモートエージェント」の提供が、Google AI UltraとProの契約者に順番に始まりました。Gemini Liveを使った音声モードも、順番に提供されています。
2026年10月14日には、私もGoogle AI Ultraに切り替えてGemini 4 Argonを試しました(YouTube動画で紹介しています)。開発中のサイト作成システムを「敵対的に」レビューさせたところ、重大な欠陥はなかったものの、それまでClaudeが見つけられなかった細かいバグや改善点を見つけてくれました。ただし、書籍の原稿づくりなどほかの作業も合わせると、月100ドルのUltraでも5時間ごとの使用枠を使い切り、週の上限も4分の1を使ってしまいました。
世間の評判
日本のZennでは「無料でここまで動くのは驚き」「Google AI Proに課金していれば追加費用なしで使える」という好意的な体験記が多数投稿されており、お試しのハードルの低さは世間でも高く評価されています。
実際、費用をかけずにAIエージェント開発を体験できるツールとしては、現時点で最有力の選択肢です。一方で、前身ツールからの移行を巡っては、海外の開発者コミュニティで強い反発が起きました。
オープンソースとして公開され、多くの開発者が改善に協力してきたGemini CLIを、クローズドな後継ツールへ置き換える形になったため、「コミュニティの貢献をタダ働きにした」という批判が公式の議論の場に数多く書き込まれた経緯があります。
この一件から「Googleのツールは方針転換が怖い」という警戒感が残っているのも事実です。
世間の評判をまとめると、「無料でAIエージェント開発を体験するには最適。ただし本命の開発の主力にするなら、仕様変更のリスクを許容できるかどうか次第」というところでしょう。
すでにGoogle AI Proなどに課金している方なら、まず試してみる価値は十分にあります。
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