ElevenLabs(イレブンラボ)

評価のまとめ

本カテゴリ・項目★
本編 最新AIツール大全 音声生成(音声読み上げ)AI ヒルトルのオススメ度 ★4(5段階)
本編 最新AIツール大全 その他の便利なAIツール(文字起こしAIなど)
ElevenLabsのScribe(文字起こし)機能
ヒルトルのオススメ度 ★3(5段階)
開発編 アプリ開発者向けAIツール大全 音声・音楽生成API 世間の評判 ★5(5段階)

★が違うのは、どちらかが間違っているからではありません。『使う人』と『作る人』で、見るところが違うからです。

本編の★は筆者の個人的なオススメ度、開発編の★は世間の評判をもとにした評価です。2つを平均した点数は作っていません。 ★の付け方

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ElevenLabsをお使いなら、この機能も使えます

  • ElevenLabsのScribe(文字起こし)機能 ヒルトルのオススメ度 ★3(5段階) その他の便利なAIツール(文字起こしAIなど)/料金:無料プランでも一定の文字起こし(月に約12分)は可能

本編 最新AIツール大全/音声生成(音声読み上げ)AI(Chapter 11)

ElevenLabs (音声生成(音声読み上げ)AI)

ヒルトルのオススメ度 ★4(5段階) 11月5日版で更新

料金

  • Freeプラン: 月額無料で、10,000クレジット(文字数の目安)までの音声生成が可能です。標準的な音声モデルを利用できますが、商用利用は不可となっています。
  • Starterプラン: 月額6ドルで、30,000クレジットまでの音声生成が可能です。カスタム音声モデルを1つ作成でき、商用利用も許可されています。
  • Creatorプラン: 月額22ドルで、121,000クレジットまでの音声生成が可能です。プロ品質の音声クローンが作成でき、優先サポートが提供されます。

2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

特徴

ElevenLabsは、AIを活用した高品質な音声生成プラットフォームで、テキストから自然で感情豊かな音声を生成します。ユーザーはテキストを入力するだけで、Eleven v3モデルなら70以上の言語でリアルな音声を作成できます。また、カスタムボイスの作成や音声クローン機能も提供しており、個別のニーズに応じた音声コンテンツの制作が可能です。そして2026年9月10日には、世界最大のレコード会社であるユニバーサル ミュージック グループ(UMG)と提携し、許諾を取った楽曲を使って音楽を作れる新しいサービスを一緒に開発すると発表されました。ファンがUMGの楽曲をもとにリミックスやマッシュアップを作ったり、新しい解釈の曲を作ったりできるようにするもので、参加するアーティストには正当な対価が支払われる仕組みだと説明されています。

ElevenLabsにとっては初めての大手レコード会社との正式な許諾契約で、公開日はまだ発表されていません。そして2026年9月28日には、新しい音声モデル「Eleven v4」と、反応の速い「Eleven v4 Turbo」が公開されました。対応言語が70から90以上に増え、ある言語で録音した声に別の言語を話させても、その言語の人らしい自然なアクセントで話せるようになったと公式に説明されています(日本語について特に触れた説明はありません)。10秒ほどの音声があれば声を再現できるようになり、文章の中に目印を入れるだけで、感情や間の取り方、効果音まで指示できます。公式ブログでは、無料のアカウントからでもv4とv4 Turboを試せると案内されています(無料プランでは商用利用できない点は変わりません)。

さらに2026年10月20日には、声で会話するAI(音声エージェント)向けに、相手の声を聞いてそのまま声で返事をする新しいモデル「Eleven Realtime」が公開されました。費用をおさえた「v1 Mini」と、答える前に考えてから難しい用件もこなす「v1 Max」の2種類で、90以上の言語に対応し、ElevenLabsの音声エージェント機能「ElevenAgents」から使えます(日本語について特に触れた説明はありません)。2026年11月2日には、文章から効果音を作る新しいモデル「SFX v3」も公開され、Sound EffectsやStudioなどの標準のモデルになりました。いくつもの指示を含む頼み方に、より忠実に従えるようになっています。

ヒルトルのレビュー

2025年6月のEleven v3で70以上の言語(日本語含む)への対応が大きく改善され、テキストに[excited](興奮)、[whispers](ささやき)、[laughs](笑い)などの『Audio Tags』を埋め込むことで感情やトーンを細かく制御できるようになりました。さらに2026年には、音楽生成の『Eleven Music』、音声エージェントの『ElevenAgents』、リアルタイム文字起こしの『Scribe』など、音声プラットフォーム全体を急速に拡張しています。2026年7月には電話対応の音声エージェント向けの機能が強化され、通話が終わったあとにその会話が良い雰囲気だったかどうかをエージェントごとに採点する「センチメント分析」や、文字起こしをアプリの言語へ自動で翻訳する機能、Twilio経由でのSMS(ショートメッセージ)の振り分け設定などが追加されました。

8月は新しい読み上げモデルの発表はなく、90以上の言語に対応した吹き替えAPIの第2版(8月10日)、動画や画像も含めて生成できる「ElevenCreative」(8月17日)、ClaudeなどのAIから直接ElevenLabsを呼び出せるMCP対応(8月22日)など、開発者向けの足回りの強化が中心でした。音声で顧客対応を自動化したい方にとっては、使いどころが広がっています。日本語の音声クオリティはv3で大きく改善されました。9月28日に出たv4は、公式の説明では日本語について特に触れられていませんが、言語ごとの話し方のリズムやアクセントがより自然になったとされていますので、ぜひ最新版を試してみると良いでしょう。(なお、Starterプランの料金は以前の5ドルから6ドルに上がっています。)

本編 最新AIツール大全/その他の便利なAIツール(文字起こしAIなど)(Chapter 14)

ElevenLabsのScribe(文字起こし)機能 (その他の便利なAIツール(文字起こしAIなど))

ヒルトルのオススメ度 ★3(5段階) 機能

料金

  • 無料プランでも一定の文字起こし(月に約12分)は可能
  • 月額6ドル~の有料プランに課金することで文字起こし可能な時間が増えます

2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

特徴

ElevenLabsは音声生成が得意なAIツールですが、文字起こしモデル『Scribe』も提供しています。2026年1月にはScribe v2とScribe v2 Realtimeがリリースされ、Scribe v2は90以上の言語(日本語含む)に対応し、業界最低の誤認識率を実現しています。さらにScribe v2 Realtimeは~150msという業界最速のレイテンシでリアルタイム文字起こしができるので、ライブ字幕やAI音声エージェントに最適です。話者分離(speaker diarization)も精度が高く、複数人の会議の文字起こしにも便利です。(2026年11月5日時点でもScribe v2が最新です。)

ヒルトルのレビュー

音声文字起こしツールは様々なAIツールや動画編集ソフト内の文字起こし機能も使ってきましたが、それらと比較してもElevenLabsの文字起こし機能の精度は高いと感じましたのでこの書籍で取り上げることにしました。他の文字起こしツールでは、例えば「ChatGPT」は「チャットGPT」、Claudeは「クラウド」などのようにカタカナになってしまったり、微妙に異なるカタカナ表記になってしまうことが多いのですが、ElevenLabsの文字起こし機能では、そのあたりの精度が高く、固有名詞も比較的正確に文字起こしをしてくれるので、修正の手間が減って助かっています。(もちろん完璧ではないですが、他のツールと比べると確実に精度は高いと感じます。)難点を言うと、文字起こしデータから動画用の字幕を作る場合は、字幕の表示が日本語だとイマイチになるので動画字幕の作成ツールとしては使いにくい点です。

開発編 アプリ開発者向けAIツール大全/音声・音楽生成API(Chapter 8)

ElevenLabs (音声・音楽生成API)

世間の評判 ★5(5段階) 11月5日版で更新

料金

無料プランあり(月1万クレジット・商用利用は不可)。有料は月額6ドルのStarterプランから。APIの単価は1,000文字あたり約0.04〜0.08ドルが目安です(2026年9月下旬に約2割下がりました)。

2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

特徴

ElevenLabs(イレブンラボ)は、前作の音声生成AIの章で第一候補としてご紹介した、音声AIの世界的リーダーです。

APIも当然充実しており、自然な日本語の読み上げ、声のクローン(自分の声を学習させて再現する機能)、さらには文字起こし(Scribe)や音楽生成まで、「音」に関する機能を1つのアカウントで組み込めます。

読み上げの自然さは業界の頂点と評価され続けており、感情表現やイントネーションの自然さで他社を引き離しています。

2026年には多言語の吹き替えAPIも追加され、日本語の動画を英語や中国語の音声に自動変換する、といった応用も可能になりました。

料金は無料プラン(月1万クレジット・商用利用は不可)から始められ、有料は月額6ドルのStarterプランから。

API単価は高速版で1,000文字あたり約0.04ドル、高品質版で約0.08ドルが目安です。2026年9月下旬に、どちらも約2割値下げされました。日本語対応の完成度が高いため、日本のビジネス用途でも安心して使えます。

そして2026年9月28日には、新しい読み上げモデル「Eleven v4」と、速さ重視の「v4 Turbo」が登場しました。日本語を含む90以上の言語に対応し、自分の声を本格的に学習させた「プロ品質の声のクローン」も使えます。APIの単価はv4が1,000文字あたり0.08ドル、v4 Turboが0.04ドルです(72%引きの期間は10月12日で終わりました)。また10月12日からは、読み上げた声に残響や背景のざわめき、離れた所で話しているような効果を付けられるようになりました(料金は変わりません)。さらに10月20日には、相手の声を聞いて、そのまま声で返事をする音声エージェント向けのモデル「Eleven Realtime」(安くて速いv1 Miniと、考えてから答えるv1 Max)が登場しました。

OpenAIのRealtime API(リアルタイムで音声のやり取りをするAPI)と同じ形で呼び出せるので、OpenAI向けに書いたコードを流用しやすいのが特徴です。料金は会話の音声1分あたり0.08ドルで、中で使うAIの料金が別にかかります。2026年11月2日には、効果音を作る新しいモデル「SFX v3」(eleven_text_to_sound_v3)が登場しました。APIではmodel_idにこの名前を指定します。1つ前のeleven_text_to_sound_v2は、2027年3月1日に使えなくなる予定です。

10月7日からは、Chapter 5で紹介したOpenRouterからも、ElevenLabsの声と文字起こしを使えるようになりました(料金は上乗せなし。10月19日までは半額のキャンペーンも行われました)。ほかのAIと同じAPIキーでまとめて使いたい方には便利です。

世間の評判

「品質は最高。ただし値段も最高」というのが世界共通の定番評価です。

読み上げの自然さ、感情表現、日本語対応のレベルは他の追随を許さないという声が多数派で、品質勝負のアプリなら第一候補であることに異論はほぼ見当たりません。

特に「AIっぽさが少ない」という点で、お客様に聞かせるナレーションや、動画コンテンツの音声として採用されるケースが目立ちます。

一方で、コスト重視の開発者の間では「ElevenLabsの代わりを探す」という記事が1つのジャンルになっているほど、価格への不満も定番です。

大量の音声を生成するアプリでは、月額費用が数百ドル規模になることもあります。また、無料プランは商用利用不可という点も見落とされがちな注意事項です。世間の知恵としては「ここぞという場面の音声はElevenLabs、大量生成は安価なAPI」という使い分けが推奨されています。

品質を最優先する場面では、やはりこのサービスが基準になるでしょう。

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