Runway(ランウェイ)
評価のまとめ
| 本 | カテゴリ・項目 | ★ |
|---|---|---|
| 本編 最新AIツール大全 | 動画生成AI |
★は、筆者ヒルトルの個人的なオススメ度です。 ★の付け方
本編 最新AIツール大全/動画生成AI(Chapter 9)
Runway (動画生成AI)
料金
- 無料プラン: 基本機能を無料で利用可能(一回限りの125クレジット)。
- 有料プラン:月額15ドル~のStandardプラン、月額35ドルのProプラン、月額95ドルのMaxプランに課金をすることで最新機能をいち早く使ったり、生成できる動画数を増やすことが可能になります。(以前あった「Unlimited」プランは新規の申し込みが終了しており、すでに契約している方も2026年11月30日にMaxプランへ自動的に切り替わります。月額料金は95ドルのままで、毎月のクレジットは2,250から9,500に増え、使い切らなかった分を1か月分だけ翌月に繰り越せるようになります。年払いの方は、切り替え日までに解約すれば残りの月数分が返金されます。)
2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
特徴
2025年12月にRunway Gen-4.5が公開され、Artificial Analysis の動画生成ベンチマークでも1位を獲得するなど、最高水準のText-to-Video性能を持っています。また、既存の映像にプロンプトで編集を加える『Aleph 2.0』や、自分の表情で生成キャラクターを動かす『Act-One/Two』、インタラクティブな世界モデル『Game Worlds』など、他社にはない映像制作特化の機能が増えています。2026年7月23日には、開発者向けのRunway Devで「Media Router(メディアルーター)」が公開されました。これは、画質・速度・コストのどれを優先したいかを指定するだけで、画像・動画・音声の生成に最適なモデルをRunwayが自動で選んでくれる仕組みです。
Runway自社のモデルだけでなく、他社モデルもAPI経由で使えるようになっており、8月にはMiniMax H3(8月5日)、Seedance 2.5(8月7日)、Ideogram 4.0(8月13日)、Wan 3.0(8月24日)、MetaのMuse Image(8月26日)と、話題のモデルが次々に追加されました。8月20日には、普通の動画を映画のような16bit HDR(明るさや色の幅が広い高品質な映像)に変換する自社の新モデル「Runway Ruby(ルビー)」も公開されています。一方で、2026年7月30日にはAPIから「Gen-3 Alpha Turbo」と「Gen-4 Aleph」の提供が終了(サンセット)しました。この2つのモデルをAPIで呼び出して自動化を組んでいる方は、別のモデルへの差し替えが必要になりますのでご注意ください。
なお、8月20日の発表によると、Runwayの売上は前年の2倍以上に伸びており、日本はアジアで最大の市場になっているとのことです。2026年8月31日には、研究段階の新しいモデル「Solaris(ソラリス)」も発表されました。これは、あなたの操作に合わせて画面そのものをその場で作り出してしまうという実験的なモデルで、まだ一般には公開されておらず、パートナー企業向けの先行利用の申し込みが始まった段階です。そして2026年9月8日には、Adobeの編集ソフト向けのプラグイン(追加機能)が公開されました。Adobe PremiereやAfter Effectsの中から、Runwayの各モデルを使って画像や動画を生成し、その結果を編集画面にそのまま置けるようになります。動画編集をしている途中で「ここに3秒だけ映像がほしい」というときに、ソフトを行き来せずに済むということです。
2026年9月23日には、DaVinci Resolve Studio(有料版のバージョン19以降)向けのプラグインも公開されました。DaVinci Resolveの画面の中から文章で指示して映像や画像を作ったり、タイムライン上のクリップの見た目を『Aleph 2.0』で作り変えたりして、できたものをそのままメディアプールやタイムラインに取り込めます。プラグイン自体は無料(macOS・Windows対応)で、生成にはRunwayの有料プランのクレジットを使います。また、9月4日にはチーム向けのプランも始まりました。最大9人で月6,900クレジットを共有し、保存容量1TB、プロジェクトへのコメント機能付きという内容です。2026年9月17日には、動画のコマ数を増やして動きを滑らかにする「Enhance Frame Rate」というモデルが公開されました。
手元の動画を1秒あたり24コマから120コマまで変換でき、料金は入力2秒あたり1クレジット(10秒の動画でおよそ0.05ドル)、最長300秒までです。10月1日からは、OpenAIの24時間動き続けるAIエージェント「dots」からRunwayを呼び出して、撮影の段取りから動画づくりまで任せられるようにもなりました(全プラン)。さらに10月27日には、広告づくりを任せられる「Runway Ads」が、Runwayのウェブ画面で使えるようになりました。Meta(Facebook・Instagram)、Google、TikTokの広告アカウントとつなぐと、ブランドの情報をもとに動画や画像の広告をいくつも作り、あなたが承認したものを配信して、反応の良かった広告をもとに次の案を作ってくれます。最初の設定では、配信の前にあなたの承認が必要です(あとから自動で配信する設定に切り替えることもできます)。
有料プランに含まれますが、対応する言語の一覧は発表には書かれていません。その前日の10月26日には、作りたい制作用のアプリを普通の言葉で説明するだけで、Runwayのモデルとあなたのブランドの素材やファイルを使った自分専用のアプリを作り、そのままRunwayの上で動かしてくれる「App Studio(アップスタジオ)」も、有料プランで使えるようになっています。
ヒルトルのレビュー
Runwayも非常に高性能な動画生成AIツールなのですが、文章のプロンプトから動画を生み出す「Text to Video」の性能よりも、静止画を動画化する「Image to Video」のほうが性能が高いように感じます。なのでまずはハイクオリティな静止画を生成してからRunwayを使ってその静止画を動画化する、というワークフローになるので、私の使い方だとイマイチな点もあると感じました。(例えば、KlingAIであれば、静止画を生成して、その静止画を動画化する、ということが同じAIツール内で簡単にできてしまうので、使い勝手が良いです。)Runwayに追加された「Frame」という静止画生成機能は月額95ドルのプランを契約する必要があるので競合他社に比べるとコスパが悪い印象です。Midjourneyなどで生成した芸術的な静止画を動画化して映画のようなムービーを作りたいAIアーティスト向きのツールだと個人的には感じています。
2026年7月に出た「Media Router」は、正直、なかなか良い方向性だと感じました。「どのモデルが今いちばん良いのか」を毎回考えるのは私も面倒に感じていたので、画質重視・速度重視・コスト重視のどれかを選ぶだけで自動的に選んでくれるのは楽です。8月にはSeedance 2.5やWan 3.0といった話題のモデルがRunwayの中でも使えるようになり、自社モデルの「Ruby」も出てきましたので、「Runwayのモデルだけ」という時代から「Runwayという場所でいろいろなモデルを使う」という時代に変わってきた印象です。ただ、同じ7月にAPIからGen-3 Alpha TurboとGen-4 Alephの提供が終わっているので、APIで作った自動化の仕組みが急に止まる可能性がある点は要注意です。使い放題からトークン課金への移行も進んでおり、この辺りは契約前によく確認しておいたほうが良いでしょう。
関連するツール
- Runway API 名前が近い別のツールです(別のページにしています)
同じカテゴリのほかのツール
本編 動画生成AI(★の多い順)
電子書籍でも読めます
このページの内容は、電子書籍(PDF)と同じです。スマホで読みやすい版と、音声解説もあります。
本編 最新AIツール大全
2026年11月5日版