開発編 コラム
Sora APIの終了に学ぶ:APIは「永遠」ではない
前作の動画生成AIの章で紹介したOpenAIのSora(ソラ)。
その消費者向けアプリは2026年4月に終了し、開発者向けのSora APIも、告知どおり2026年9月24日で提供終了となりました(延期の発表はありませんでした)。
あれほど世界を騒がせたサービスが、わずか数年で幕を下ろしたのです。
ここからあなたに学んでほしいのは、「うちのアプリはSoraで動いています」という作り方をしてはいけない、ということです。
もしあなたがSoraを組み込んだアプリを運用していたら、その動画機能は、もう動いていないはずです。Sora APIは、もう存在しません。
対策はシンプルで、Chapter 5で紹介した「乗り換えやすい設計」にしておくことです。
fal.aiのような仲介サービスを使う、あるいはAIにアプリを作ってもらう時に「動画生成のモデルは後から差し替えられる設計にして」と一言伝えておく。
それだけで、特定のサービスの終了があなたのアプリの終了に直結しなくなります。
AIの世界では、王者ですら数年で退場することがある。この教訓は、本書のすべての章に共通するものとして覚えておいてください。