Suno(スーノ)

評価のまとめ

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本編 最新AIツール大全 音楽生成(楽曲生成)AI ヒルトルのオススメ度 ★5(5段階)

★は、筆者ヒルトルの個人的なオススメ度です。 ★の付け方

Sunoの公式サイト(新しいタブで開きます)

本編 最新AIツール大全/音楽生成(楽曲生成)AI(Chapter 12)

Suno (音楽生成(楽曲生成)AI)

ヒルトルのオススメ度 ★5(5段階) 11月5日版で更新

料金

  • 無料プラン:基本的な楽曲生成機能を無料で利用可能です(1日50クレジット)。ただし2026年9月3日から、無料プランでダウンロードできる楽曲は「一生で7曲まで・個人利用のみ」という制限が実際に始まりました。
  • 有料プラン:月額10ドル(年払いなら8ドル)のProプランと月額30ドル(年払いなら24ドル)のPremierプランがあり、最新モデルへの優先アクセス、使用できるクレジット数の増加、生成した楽曲の商用利用権利などが付与されます。9月3日からはダウンロードの回数にも上限(Proは月20曲、Premierは月60曲。Suno Studioからの書き出しは無制限)が設けられました。この上限は、9月3日より前に作った曲をこれからダウンロードする場合にも適用されます。

2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

特徴

Sunoは、AIを活用してテキストから楽曲を生成する音楽生成AIツールです。ユーザーは歌詞やプロンプトを入力することで、AIが完全な楽曲を作成します。2026年7月には歌詞エディタが全面的に作り直され、自分の作風を保存してAIに反映させる『Lyricist』や、気になる部分を選んで「ここをもっと面白くして」と日本語で指示できる部分編集、韻や言い換えの候補を出してくれる『Variations & References』が使えるようになりました。8月には、自分の声でAIに歌わせる「Voices」機能がスマホアプリと無料プランにも広がり(8月7日)、Premierプラン向けの音楽制作ソフト「Suno Studio」がMIDIの編集やシンセサイザー、エフェクトなどを備えた「Studio 2.0」に刷新されました(8月13日)。

また、8月12日には大手音楽会社のBMGと、音楽業界と一緒に作る新しいSunoモデルの開発に向けた提携も発表しています。一方で、8月10日にはダウンロードに関する規約の改定が発表され、無料でも使うことはできますが、「作った曲を手元に保存する」ことについてはプランごとの上限が設けられることになりました。なお、Sunoは2026年9月22日に、最新のv6モデルの学習に、利用者が作った曲そのものも使っていたことを初めて認めました。Sunoの利用規約は、あなたが作った曲をAIの改良に使うことを期限なく許す内容になっています。そして2026年10月1日には、入力した文章をAIの声で読み上げて、オリジナルのBGMを付けた1本の音声にしてくれる「Speech(スピーチ)」のベータ版が、すべての利用者に順に公開されました。

詩や自分で書いた文章を入れて、声の雰囲気と音楽のスタイルを言葉で指定するだけで作れます(対応する言語や商用利用の扱いは、まだ発表されていません)。10月15日には、ProとPremierのプランで、チームで曲のライブラリを共有できる「ワークスペース」機能も加わりました。さらに2026年10月28日には、ClaudeやChatGPTなどのAIとSunoをつなぐ「Suno MCP」(MCPは、AIと外部のツールをつなぐ共通の仕組みです)のベータ版が発表されました。チャットの画面から離れずに、曲を作ったりリミックスしたりできるもので、すべてのプランが対象です。作った曲には、ふだんどおりクレジットを使います(2026年11月5日時点では、使うには先行利用の申し込みが必要です)。10月29日には、Suno Studioの中に、言葉で頼むとトラック名の整理や音量の調整、エフェクトの追加などを手伝ってくれるアシスタント「Chat」が加わりました(Studioが使えるPremierプラン向けです)。11月4日には、ProとPremierのプランで、MIDIファイル(音の高さと長さを記録したファイル)から曲を作り始められるようになりました(今のところ、Simple Createとv6-wildモデルで使えます)。

ヒルトルのレビュー

Sunoは、AI音楽生成の代名詞的ツールで、2026年現在200万人の有料ユーザーを抱える業界リーダーです。2026年3月に公開されたSuno v5.5では、自分の歌声をAIに学習させて『自分の声でAIが歌う曲』を生成できる『Voices』機能、自分のオリジナル楽曲でAIをカスタマイズできる『Custom Models』機能、AIがあなたの音楽の好みを学習する『My Taste』機能の3つが目玉として追加されました。そして2026年9月9日には、最新モデルの「v6」が公開されました。曲の一部分だけを言葉で直したり、複数の曲を組み合わせたりできるようになっています(v6と、より自由で予想外の曲を作る「v6-wild」は有料プランのみで、速くて軽い「v6-mini」は無料でも使えます)。さらに、2025年9月には『Suno Studio』というブラウザ内で完結する本格的なAI音楽DAW(音楽制作ソフト)も公開され、8月13日の「Studio 2.0」ではMIDIの読み込みや編集、シンセサイザー、エフェクトの追加まで対応し、本格的な音楽制作ソフトにかなり近づいてきました。

2026年7月のアップデートも実用的で、私が一番ありがたいと感じたのは歌詞エディタの全面刷新です。フルスクリーンで書けて自動保存され、Aメロ・サビといった構成ラベルも付けられるうえに、「この2行をもっと切ない感じに」と自然な言葉で指示すればその部分だけ書き直してくれます。韻や言い換えの候補まで出してくれるので、作詞が苦手な方でも形にしやすくなりました。加えて、7月にはiPhoneのiMessage(メッセージアプリ)にキーボードとして組み込めるようになり、友人とのやり取りの中でその場で曲を作って送り、相手も返歌できるという遊び方もできます。Webの作成画面には曲の長さを決めるDurationスライダーも追加されました。なお、Sunoは2024年に大手レコード会社から著作権侵害で訴訟を受けていましたが、2025年11月にWarner Music Groupと和解し、8月12日にはBMGとも提携して、『ライセンスAIモデル』へ移行する準備を進めています。

ここで1つ大事な注意があります。9月3日から、無料プランでダウンロードできる曲は一生で7曲まで(しかも個人利用のみ)、Proプランでも月20曲、Premierでも月60曲までという上限が付きました。また、新しい世代のモデルが出たら古いモデルは全て使えなくなる、ということも明言されました(作った曲の再生や共有はできますが、新しく生成はできなくなります)。「無料で作った曲をSpotify等で配信したい」という使い方はもうできませんので、仕事で使う方は有料プランを前提に考えてください。訴訟のほうは、8月27日にUMGとSonyが「YouTubeから曲を抜き出して学習に使った」という新しい主張の追加を認められるなど、まだ続いています。そして9月3日には、この新しいルールが実際に始まりました。あわせて、これまでの世代のモデルが順次使えなくなることも発表されています。

音楽会社との提携にもとづく新しい世代のモデルへの移行が進んでいるためで、過去に作った曲の再生や共有はこれまで通りできますが、その曲を延長したり作り直したりすると、新しいモデルで処理されるため音が変わる可能性があります。気に入っている曲がある方は、早めに手元にダウンロードしておくことをお勧めします。それから、2026年9月18日に大きな動きがありました。ユニバーサル ミュージックとソニー・ミュージックが、Sunoを2度目の提訴に踏み切ったのです。「許諾を得た」とされている最新のv6モデルも、もとをたどれば権利を侵害したモデルから作られたものだ、というのが原告側の主張で、6万曲あまりが対象とされています。Sunoは9月22日に「事実の面でも法律の面でも誤り」と反論していますが、Sunoを仕事で使うことを考えている方は、この裁判の行方も気にしておいたほうが良さそうです。

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