Google Flow Music(グーグル・フローミュージック)

評価のまとめ

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本編 最新AIツール大全 音楽生成(楽曲生成)AI ヒルトルのオススメ度 ★4(5段階)

★は、筆者ヒルトルの個人的なオススメ度です。 ★の付け方

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本編 最新AIツール大全/音楽生成(楽曲生成)AI(Chapter 12)

Google Flow Music (音楽生成(楽曲生成)AI)

ヒルトルのオススメ度 ★4(5段階)

料金

  • Free(無料):毎日補充されるクレジットで、同時に2曲まで生成可能。無料のまま商用利用も可能です。
  • 有料プラン:Starter(年払いなら月あたり6ドル、月3,000クレジット=約600曲)、Plus(月あたり18ドル、月10,000クレジット)、Member(月あたり48ドル、月30,000クレジット)。Google AI PlusやGoogle AI Proを契約している場合は、そちら経由でも利用できます。(「Starter無料/Creator/Professional」という古いプラン名を紹介している記事もありますが、現在の公式ページでは上記の名称に変わっています。)

2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

特徴

Google Flow Musicは、Googleの音楽生成AIです。もともとGoogleが実験的に公開していた「MusicFX」と、独立系のサービスだった「Riffusion」という2つの流れが、このFlow Musicに統合されました。Riffusionは「Producer.ai」に名前を変えたのち、2026年2月にGoogleに買収され、2026年4月に「Google Flow Music」へ改名されています。そしてMusicFXとMusicFX DJは2026年7月1日に告知が出され、2026年7月31日で提供を終了しました。これによりGoogleのAI音楽はFlow Musicに一本化されたことになります。機能面では、テキストのプロンプトを入れるだけで、ボーカル・楽器・ミックスまで揃った最大3分のフル楽曲を数秒で生成できます。

曲をAメロ・サビといったセクション単位で編集したり、ジャンルを変換してリミックスしたり、AIミュージックビデオを作ることも可能です。日本語のプロンプトにも対応し、生成された曲にはSynthID(AIが作ったことを示す電子透かし)が入ります。さらに2026年7月29日~30日には最新モデル「Lyria 3.5」が搭載され、ボーカルの表現力・発音の正確さ・歌詞どおりに歌う精度が大きく向上しました。そして2026年9月4日には、このLyria 3.5がGeminiアプリと開発者向けのAPIにも世界中で開放されました。つまり、Flow Musicの画面を開かなくても、いつも使っているGeminiのチャット画面から「こんな曲を作って」と頼めば楽曲が返ってくるようになった、ということです。長さは最大3分で、誕生日ソングやBGMなど用途別のひな形も用意されています。

指示を書いた言語で歌詞が作られ、発音や歌い方もその言語に合わせてくれます。ただし、いまのところ「作った曲に追加で注文を出して直していく」ということはできず、作り直すには最初から指示し直す形になります。2026年10月6日には、言葉で説明して作った自分だけの楽器や音の効果(Spaces)を、音楽制作ソフト(DAW)の中で使えるプラグイン(VST3・AU形式)として書き出せるようにもなりました。

ヒルトルのレビュー

Google Flow Musicは、SunoとUdioが二強だった音楽生成AIの世界に、Googleが正面から乗り込んできたツールだと感じます。これまで本書でご紹介していたMusicFXは「Googleが開発中の機能を楽しく体験できる」という位置づけで、歌入りの曲は作れませんでしたが、Flow Musicではボーカル入りで最大3分のフル楽曲が作れるので、まったく別物になりました。MusicFXは2026年7月31日で終了し、Riffusionも実質的にこのFlow Musicへ吸収されましたので、本書の読者の方も乗り換え先はここになります。2026年7月末に追加されたLyria 3.5では、歌詞どおりに歌う精度が上がったとのことですので、日本語の歌詞で悩んでいた方は一度試す価値があるでしょう。

個人的にありがたいと感じるのは、無料プランでも毎日クレジットが補充されて、しかも商用利用が認められている点です。Sunoは9月3日から無料プランのダウンロードが「一生で7曲まで・個人利用のみ」に制限されましたので、「まずは無料で商用に使える曲を作りたい」という中小企業の方には、Flow Musicのほうが入りやすいでしょう。ただし弱点もあります。Sunoは有料ユーザーが200万人規模で、歌詞エディタやSuno Studio 2.0といった作り込みの機能で明らかに先行していますし、Udioはレコード会社との提携という別の強みがあります。Flow Musicは統合されたばかりで、日本語の歌のクオリティが本当にSunoを超えているかは、あなた自身の耳で聴き比べていただくのが確実だと思います。

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