開発編 コラム

この本も、Claude Coworkで作っています

  • 『アプリ開発者向けAIツール大全』Chapter 2(AIコーディングツール)より
  • 2026年11月5日版

ここで1つ、種明かしをさせてください。あなたが今読んでいるこのPDFは、Claude Coworkで作りました。

私の役割分担は、こうなっています。アプリ開発はClaude CodeとCodexがメイン。こうした書籍の原稿執筆はClaude Cowork。 そして表紙などの画像はChatGPTです。

以前は、こうはいきませんでした。Claudeに原稿を書いてもらっても、それをPDFの形に組むのは人間の仕事だったのです。デザインを整えて、目次を作って、ページ番号を振って——ここが地味に大変でした。

それが今は、原稿の執筆からPDFになるところまで、ワンストップで任せられます。

もう1つ、大事なコツをお伝えします。AIを使った書籍執筆は、ゼロからAIにネタを考えさせるものではありません。

私がやっているのは、自分で収録した動画や音声の文字起こしを渡す。過去に書いた文章を渡す。思いついたネタを口頭で伝える。そこから先を書いてもらう、という進め方です。

前作の「最新AIツール大全」も、この「アプリ開発者向けAIツール大全」も同じです。「最近、ChatGPTとClaudeをこんな感じで使い分けているから、それを追記して」「最近のAIのアップデートを調べて追記して」——こういう指示を出して、私自身はチェックと修正箇所を伝えるだけです。

画像も同じ流れです。表紙や章扉はChatGPTに作ってもらい、その画像をClaude Coworkに渡す。それだけで、こうしてPDFの形まで仕上がります。

ここでお伝えしたいのは、Claude Coworkは、Claude Codeよりもずっと使うハードルが低いということです。

黒い画面(ターミナル)を開く必要もありませんし、コードを読む必要もありません。それでいて、ファイルを自分で読み書きしながら仕事を進めてくれます。

ですから、いきなりアプリ開発に挑まなくてもいいのです。PDFの作成、スライドの作成、資料の整理——あなたが普段やっている作業を、まず1つ任せてみてください。

そこで「AIに仕事を任せる感覚」をつかんでから、アプリ開発に進んでも、まったく遅くありません。